こんにちは。

今日はトマトの水耕栽培で必須となる
栄養液についてご紹介します。
水耕栽培は、
養液栽培のうち固形培地を必要としないもののことを
言います。

この方法は、溶液条件を容易に設定できる

植物の生育が早い


といった利点を持っています。

さらには

根を傷めることなく収穫できる


といったところも利点になります。


水耕栽培に使用する栄養液として一般的に知られているのは
HYPONeX というものです。

このHYPOeXはホームセンターなどで売られており、
液状の物や粉末タイプがあります。

一方、植物の水耕栽培によく用いられている人工の栄養溶液として
Hoagland 溶液
というものがあります。

このHoagland 溶液は、
植物の生育に必須の栄養素を組み合わせることで、
比較的自由に成分をカスタマイズすることができます。

以下に示すように、Hoagland 溶液中の成分は
・主栄養素
・微量栄養素
の二つに分類されており、
主栄養素にはカリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄
必須栄養素が含まれています、

一方、微量栄養素には、
ホウ素、マンガン、亜鉛、銅、モリブデン等のように
多くは必要としませんが、
生体内でわずかに存在することで
生長を助ける元素が含まれています。

Hoagland溶液

当初、水耕栽培の実験にはHYPONeX を使用してたのですが、
HYPONeXには、何がどれくらい含まれているか
ということが明示されておりませんでしたので
それぞれの元素について、
定量的に評価することができませんでした。



このHoagland 溶液を見つけたことで、

実験的に亜鉛を「0」にして欠乏状態にしてみよう

とか、

微量元素を大量にあげて過剰状態にしたらどうなるか

といった研究をすることができるようになりました。


調製方法を以下に示します。

①各化合物について、100倍濃い溶液をそれぞれ調製する

②実際に使用する時に各溶液を混合しながら
100倍に薄める

③よく混ぜる

こうすることで、毎回新鮮なHoagland養液を調製できますし、
毎回同じ濃度に調製することができます。

欠乏させたい場合は添加する量を減らしたり、
添加するのをやめたりするだけでOKです。



以上、簡単ではございますが、水耕栽培の培養液について
ご紹介させて頂きました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。